こんにちは!
まさかのグループリーグ敗退を喫した2018年ロシアW杯から2年。失ったプライドと名誉をかけて、ドイツ代表はUEFAユーロ2020に臨みます。
この敗退を機に、ミュラーやフンメルス、ボアテングやエジルなどの一時代を築いてきたベテラン選手達が代表引退を余儀なくされ、ロシアW杯以降は一気に世代交代を図ってきました。
同時に力を持て余していた若手選手達にもどんどんチャンスが与えられ、有望な若手選手が台頭してきています。
加えてクロースやノイアーなどの経験豊富な選手も一部残留。若手とベテランの融合で生まれ変わった新星ドイツ代表。
今大会で結果を残し、名誉挽回といくでしょうか。
今回はユーロ2020ドイツ代表の戦術分析とフォーメーション、注目メンバーを紹介したいと思います!
>>【関連】<主要国まとめ>ユーロ2020注目選手と2021年フォーメーションは?出場国別に紹介!
ユーロ2020ドイツ代表の注目メンバーは?最新フォーメーションと戦術まとめ!
ユーロ2020ドイツ代表の注目選手・メンバー
マヌエル・ノイアー
🔴 2020年のFIFA最優秀ゴールキーパー:マヌエル・ノイアー 🏆🙌#UCL pic.twitter.com/R8fdMyQmey
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) December 18, 2020
GK大国ドイツ、ブンデス王者バイエルン・ミュンヘンで正守護神として君臨するGK。
反応速度の早いセービング、攻撃の起点にもなる正確なロングフィードと足元の技術は未だ健在で、33歳になった今も衰えを見せません。
代表ではテア・シュテーゲンとの激しい正守護神争いを繰り広げており、定位置を死守しています。
優勝した2014年W杯をはじめ、ユーロも2012年・2016年大会と大舞台での経験と実績は十分。
世界をよく知る守護神が、経験の浅いチームを最後尾から支えます。
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ヨシュア・キミッヒ
✨ #UCL 最優秀DF ✨
🥇 ヨシュア・キミッヒ 🔴#UEFAawards | #UCLdraw pic.twitter.com/XKpeELct5e
— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) October 1, 2020
バイエルン・ミュンヘン所属の25歳。
サイドバックやボランチを中心に、ディフェンスラインから中盤のあらゆるポジションをハイレベルでこなす万能型のプレイヤー。
プレースタイルや適性ポジションが酷似しているという点から、ラームの後継者と称されています。
ドイツ代表では主にWボランチの一角で起用され、トニ・クロースとのコンビで世界屈指の中盤を形成しています。
相方クロースに引けを取らない正確なパスとフィールド全体を把握した広い視野、攻守で顔を出す豊富なスタミナを武器にチームを影で支え、今や替えの効かない選手となっています。
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カイ・ハヴェルツ
ハヴェルツ獲得に向け、チェルシーがレヴァークーゼンに歩み寄り
新たな挑戦を求め、FCチェルシーへの移籍を視野に入れている、カイ・ハヴェルツ。しかしながらバイヤー・レヴァークーゼンとのクラブ間交渉では、チェルシー側は当初移籍… #チェルシーhttps://t.co/mvh3fJc6pB pic.twitter.com/Zy8FuSxLfu
— Chelsea FC News Bot (@f14s_chelsea) August 20, 2020
ブンデスリーガ、レヴァークーゼン所属のニューカマー。卓越したパスセンスと積極果敢な飛び出しが持ち味です。
中盤の様々なポジションをこなし、パスで味方を巧みに操りる司令塔タイプでありながらも、ランニングでスペースを作ったり、自らバイタルエリアで勝負ができる選手でもあります。
その姿はかつてのバラックとエジルの姿を彷彿とさせ、彼らを融合させたようにも見えます。
ドイツ代表では未だ本領が発揮出来ておらず、サイドで躍動するゴレツカや、怪我から復帰間近のサネなど、ポジションを争う先輩方の後塵を拝するわけにはいきません。
今大会で自身の力を証明し、チームを引っ張る20歳の姿が見られるでしょうか。
ユーロ2020ドイツ代表の最新フォーメーション
ドイツ代表が採用するフォーメーションは4-2-3-1です。
GKはノイアー。
DF4バックは左からシュルツ、ジューレ、ギンター、クロスターマン。
MFはキミッヒ、クロースのWボランチに加え、2列目にブラント、ロイス、ハヴェルツを並べます。
FW1トップにニャブリ。
スタメン選手の半数以上を20代前半の若手が占め、経験のある選手を要所要所で配置しています。
GK大国と言われるドイツですが、控えにもテア・シュテーゲン、レノら名手が控えます。
リュデイガーやヨナタン・ターらが控えるセンターバックに加え、サイドバックはハルステンベルク控えに回る程、メンバー争いが熾烈です。
Wボランチは固定ですが、2列目の人選は状況に応じてオーダーを組むことができ、ギュンドアンやゴレツカの起用も十分に考えられます。
早期復帰が期待されるレロイ・サネや、快速FWティモ・ヴェルナーなどFW陣も曲者が揃います。
若い選手達の経験不足は否めないところですが、エネルギーに溢れる選手達の躍動がチームを支えます。
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ユーロ2020ドイツ代表の戦術分析
ドイツ代表はヨアヒム・レーヴ監督が指揮しています。2006年の就任から現在まで、長くドイツ代表見てきましたが、
このユーロ2020終了後の退任が発表されています。
コーチ時代も含めると2004年から携わっており、数々の大会で好成績を残しています。
ですが近年は2014年のブラジルW杯優勝を最後に、国際大会では結果らしい結果を起こせていません。
2018年のロシアW杯でグループリーグ敗退を喫した後はチームの編成の改革に踏み切り、若手中心のチームを作り上げてきました。
基本布陣は4-2-3-1ですが、3バックを敷く3-4-3も併用します。Wボランチを軸としたボールポゼッションで後方から丁寧に攻撃を組み立てていきます。
個人の力で打開出来る選手が少ない分、攻撃も守備も組織としての連動性を重視しています。
中でもディフェンスラインの機能性は抜群で、キミッヒやクロスターマンら要所要所で気の利く選手に加え、強さと賢さを備えたセンターバック陣など、守備の熟練度が高い選手を多く揃えています。
ハーフスペースを閉じるポジション取りや、相手の揺さぶりに対しても、迅速なスライドで3バックでも4バックでも問題なく対応するでしょう。
攻撃では最前線にセルジュ・ニャブリを偽9番として配置。2列目のロイスやハヴェルツが追い越す動きを見せ、ニャブリとのポジションチェンジで織りなす攻撃は相手を混乱に陥れます。
ビルドアップの中心となるクロースは各所で経由地となり、鋭い縦パスやサイドへの展開でゲームを組み立てます。キミッヒが中盤で絶妙なバランスを保ち、これ以上ない相方がクロースを支えます。
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まとめ
ユーロ2020に臨むドイツ代表の戦術と最新フォーメーション、注目選手をまとめてみました!
黄金時代を支えてきたベテラン達がユニフォームを脱ぎ、時世代へとバトンが引き継がれているドイツ代表。
今では、ニャブリやキミッヒといった新世代がチームを引っ張ります。
国名やブランドという意味では、優勝候補としての位置付けをされるかもしれませんが、新章に突入したばかりの彼らは今大会、チャレンジャーとして臨むでしょう。
恐れ知らずの若者達が大舞台でどのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
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