サッカーオーストラリア代表の有名・注目選手は?スタメン・フォーメーションと予想も!

こんにちは!

アジア最強を決める戦いAFCアジアカップの開幕が2024年1月12日と目前に迫ってきていることもあり、各国代表がメンバーを発表し、盛り上がりを見せています。

もちろん日本人としてここ最近圧倒的な強さを見せている日本代表に優勝して欲しいところですが、今回は日本代表と2011年のアジアカップ決勝で激闘を繰り広げたオーストラリア代表に注目したいと思います。

カタールワールドカップでは日本代表と共にベスト16に進出し、躍進を見せた現在のオーストラリア代表はどんなチームなのでしょうか?

本記事では、オーストラリア代表の有名・注目選手やスタメン・フォーメーションについて、紹介します!

 

サッカーオーストラリア代表|人気・有名選手

マシュー・ライアン(GK)

オーストラリア代表の人気・有名選手1人目は、マシュー・ライアン選手です。

ライアン選手は身長184㎝、1992年生まれ31歳のGKです。

 

オーストラリアのクラブでプロデビューを果たしたライアンは、セントラルコーストというクラブで評価を上げると、2013年5月にベルギーのクラブ・ブルッヘに移籍し、国外挑戦を果たします。

すると、1年目からベルギーリーグの最優秀GKに選出される活躍を見せたライアンは、その後スペインのバレンシアへステップアップを果たしますが、出場機会を得ることができず、2017年7月からはイングランドのブライトンへと移籍します。

このブライトンで守護神に定着したライアンは、プレミアリーグでも活躍し、世界的にも知られるGKとなると、2021年7月以降はレアル・ソシエダ、コペンハーゲン、AZと各国のクラブでプレーを続けています。

 

そんなライアンはGKとしてはあまり大柄ではない184㎝という身長ですが、最大の持ち味は圧倒的なシュートストップ能力です。

ブライトン時代には何度もペナルティーエリア内から放たれた決定的なシュートを素晴らしいセービングで防ぎ、チームを救っていました。

 

アジアカップではオーストラリア代表のキャプテン、そして守護神として各国の前に立ちはだかることになるので、ライアンの活躍がオーストラリア代表の結果にも大きく繋がっていくはずです。

 

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ミッチェル・デューク(CF、WG)

オーストラリア代表の人気・有名選手2人目は、ミッチェル・デューク選手です。

デューク選手は身長186㎝、1991年生まれ32歳のFW(CF,WG)です。

 

オーストラリアのセントラル・コースト・マリナーズでプロデビューを飾り、しばらくプレーしたデュークは、2015年2月に清水エスパルスへ移籍し、Jリーグへとやってきました。

その後、デュークは清水に4年間所属し、Jリーグファンにとってはおなじみの存在になると、一度オーストラリアに戻りましたが、2021年8月にはJ2のファジアーノ岡山に移籍し、Jリーグに復帰します。

そして、2023年からはゼルビア町田に移籍し、クラブ初となるJ1昇格の原動力となる大活躍を見せました。

 

このようにJリーグファンなら誰もが知るFWのデュークは、前線なら真ん中でもサイドでも器用にこなせる選手で、186㎝の高さを活かしたポストプレーでのハイボールに対する無類の強さはもちろん、身体の大きさからは想像できないスピートを活かした推進力も持っています。

また時折見せるロングパスの正確さと視野の広さや、スピードや重さのあるシュートなど、アタッカーとして必要な能力を満遍なく兼ね備えている選手です。

さらにデュークは前線からサボることなく真面目に守備をしてくれるので、攻守両面でチームに貢献してくれるFWです。

 

もし、オーストラリア代表が日本代表と対戦することになれば、デュークがJリーグでプレーしていることもあり、様々な情報を自分のチームに与えることになりそうですが、日本にゆかりのあるデュークが真剣勝負の舞台で日本代表と対戦する姿は見てみたいですね。

ジャクソン・アーバイン(DH、CH)

オーストラリア代表の人気・有名選手3人目は、ジャクソン・アーバイン選手です。

アーバイン選手は身長189㎝、1993年生まれ30歳のMF(DH,CH)です。

 

メルボルン生まれながら、17歳の時にスコットランドへ渡り、名門セルティックの下部組織に入ったアーバインは、その後トップチーム昇格を果たしますが、他クラブへのレンタルがほとんどでセルティックで活躍する姿は見られませんでした。

そんなアーバインは、16/17シーズンからイングランド2部のバートン・アルビオンへ移籍すると、1年目からクラブ最優秀選手に輝き、翌年からはハル・シティへ移籍し、3シーズンで公式戦112試合に出場する活躍を見せました。

そして現在は21/22シーズンに加入したドイツ2部のザンクト・パウリでプレーを続けています。

 

基本的に中盤の中央の位置でプレーすることが多いアーバインは、189㎝という恵まれたフィジカルを活かして、守備ではフィジカル勝負にも負けず、相手のボールを刈り取ることができますし、攻撃時にはダイナミックなドリブルでボールを持ち運ぶことができます。

また得点に絡む動きも得意なアーバインは、タイミングよく中盤から上がっていき、少ないチャンスでゴールを奪うこともできる選手です。

 

オーストラリア代表にとって長年中盤の要として活躍しているアーバインは、今回のアジアカップでも攻守両面でオーストラリア代表を支える存在になると予想します。

 

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サッカーオーストラリア代表|注目選手

ハリー・サウター(CB)

オーストラリア代表の注目選手1人目は、ハリー・サウター選手です。

サウター選手は身長198㎝、1998年生まれ25歳のDF(CB)です。

 

元々スコットランドの出身だったサウターは、ダンディー・ユナイテッドでプロデビューを飾ると、わずか1年でイングランドのストーク・シティへと移籍します。

このストークでサウターはしばらく下部リーグのクラブへのレンタル移籍を繰り返し、経験を積んでいくと、20/21シーズンにストークでポジションを掴み、ブレイクを果たします

その後、2023年1月にレスター・シティ移籍を果たし、プレミアリーグデビューを飾ったサウターでしたが、クラブが2部に降格してしまったため、現在はイングランド2部でプレーしています。

代表活動では年代別までスコットランド代表でプレーしていましたが、最終的には母親の出身地であるオーストラリア代表を選択しました。

 

そんなサウターの特徴といえば、やはり198㎝という圧倒的な長身を活かした空中戦の強さで、守備時に飛んでくるロングボールを跳ね返すのはもちろん、攻撃時にはセットプレーで無類の強さを誇るため、チームの得点源になることもできます。

もちろんセンターバックとして地上戦の対応にも優れていて、そこまでスピードがある選手ではありませんが、フィジカルの強さと判断の良さで相手を封じ込めることができる選手です。

 

かなり威圧感のあるサウターは、もし日本代表と対戦することがあれば、試合終盤などにパワープレーで前線に上がってくることもあると思うので、サウターに対抗できるほど長身の選手がいない日本代表は少し苦戦するかもしれませんね。

コナー・メトカーフ(OH、SH、WG)

オーストラリア代表の注目選手2人目は、コナー・メトカーフ選手です。

メトカーフ選手は身長183㎝、1999年生まれ24歳のMF,FW(OH,SH,WG)です。

 

2018年1月にオーストラリアのメルボルン・シティでトップチームデビューを果たしたメトカーフは、実績を積んでいくと、22/23シーズンからはドイツ2部のザンクト・パウリへと移籍し、ヨーロッパへと渡りました。

するとメトカーフはザンクト・パウリですぐにポジションを掴み、1年目から30試合に出場し、3ゴール、2アシストと見事なプレーを披露したことで、オーストラリア代表にも定着するようになりました。

 

そんなメトカーフはDHからOHまで中盤の中央なら幅広くこなせて、WGでも対応ができるポリバレントな選手で、監督にとっては非常に有り難い選手となっています。

プレースタイルを見てみると、足元のテクニックや戦術眼に優れているため、どのポジションで出場しても自分がやるべきプレーを理解していて、攻守両面でチームに貢献することができます。

 

オーストラリア代表にとってはなかなか若手の有望選手が出てこない中、順調に成長を進めるメトカーフの存在は重要だと思うので、このアジアカップでもさらなる覚醒に期待しているはずです。

トーマス・デン(CB、SB)

オーストラリア代表の注目選手3人目は、トーマス・デン選手です。

デン選手は身長178㎝、1997年生まれ26歳のDF(CB,SB)です。

 

18歳でメルボルンビクトリーとプロ契約を結んだデンは、17/18シーズン辺りから出場機会を増やしていくと、18/19シーズンには共にプレーした本田圭佑から

「まだ若いけれど、オーストラリアで最高の才能を持つ選手の1人」

と、評価されるほどでした。

そしてデンは2020年1月に開催されたAFC U-23選手権2020でのプレーが評価されて、Jリーグの浦和レッズに加入しましたが、なかなか浦和では出場機会に恵まれせんでした。

それでも2022年からはアルビレックス新潟に加入し、2023年はリーグ戦26試合に出場するなど、ようやくJリーグで実力を発揮し始めていました。

 

そんなJリーグファンにも馴染みがあるデンは、アフリカにルーツを持っているだけあり、身体能力が非常に高く、守備時には相手が抜いたと思ったところでボールに対して最後の最後でグッと足を伸ばすことができます。

またデンがスピード勝負で劣ることは珍しく、球際やルーズボールの攻防でもリーチの長さを活かして、ことごとくボールを奪ってくれる選手です。

 

まだ代表チームではあまり出場機会に恵まれていないデンですが、Jリーグでプレーしているということもあり、日本代表と対戦する時には出場して欲しいですよね。

 

サッカーオーストラリア代表|スタメン・フォーメーションと予想

スタメン・フォーメーション①:4-4-1-1

オーストラリア代表 フォーメーション①

2023/10/14 VSイングランド 0-1 敗戦

現在のオーストラリア代表が主に使っているフォーメーションの一つである4-4-1-1。

 

実際、4-5-1と同じではないかと思われるかもしれませんが、両サイドハーフがボランチ2枚ほどではないものの、少し下がり目の位置を取ることで、守備から入っていくことができる部分に違いがあります。

そして、攻撃時にはトップ下の選手と1トップの選手のボールを当て強靭なフィジカルでキープしてもらっている間に両サイドハーフと両ボランチが攻撃に参加し、厚みを持たせながら、攻撃することができます。

スタメン・フォーメーション②:4-2-3-1

オーストラリア代表 フォーメーション②

2023/11/16 VSバングラデシュ 7-0 勝利

もう1つ現在のオーストラリア代表が使っているフォーメーションが、4-2-3-1の形です。

 

こちらはほぼ4-4-1-1の形と変わらないとも言えますが、アジアの戦いでは強豪のオーストラリア代表相手に引いてくることが多いので、両サイドハーフがより高い位置をとることで、積極的にドリブルなどを仕掛けていくことができます。

 

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フォーメーション・スタメン予想①

オーストラリア代表 フォーメーション③

4-2-1-3

オーストラリア代表が使うかもしれないフォーメーション予想の1つ目は、4-2-1-3の形です。

 

こちらは先ほどの4-2-3-1の形からさらに両サイドの選手をWGの位置まで上げたフォーメーションで、守りを固める相手に対して、より攻撃的に攻めることができると思い、予想しました。

ただWGとサイドバックの距離が開いてしまうことが予想されるため、そこは両サイドバックに運動量豊富な選手を配置し、両ボランチにもカバーに入ってもらう形で補うしかありません。

フォーメーション・スタメン予想②

オーストラリア代表 フォーメーション④

4-4-2

フォーメーション予想の2つ目は4-4-2です。

 

過去に使用したこともあるフォーメーションですが、最近は使われていない状況となっています。

しかし、2トップにすることでよりターゲットとなる選手が多くなり、純粋なロングボールでも1人が競り合い、もう1人が裏に抜け出すという単純なゴールパターンが増えると思うので、なかなかボールを繋げなくなった試合などで、途中からこの形に変えるのも有効な手段となるはずです。

 

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サッカーオーストラリア代表|戦術紹介

オーストラリア代表といえば、昔はティム・ケーヒルやケネディなどにロングボールを当てて、パワーで攻め切るサッカーを思い浮かべる人も多いと思います。

 

ただ現在、グラハム・アーノルド監督が率いるオーストラリア代表は、前への推進力に優れたサイドの選手がいるため、基本的にはサイドをえぐり、クロスを上げていくサイドアタックが主流のチームになっています。

また現在トッテナム・ホットスパーの監督を務めるアンジェ・ポステルグルー監督がオーストラリア代表監督時代に目指したポゼッションサッカーを捨てたわけではなく、アーノルド監督は繋ぐサッカーと素早く攻めるサッカーを上手く使い分けながら、攻撃を展開します。

その一方で、守備ではフィジカルの強さを活かして、前線からとにかくプレスをかける形ではなく、ボールを奪われたら、ある程度自陣へと戻り、しっかりと守備陣形を整えてから守備をする形を採用しています。

 

こうして戦術家のアーノルド監督の下、組織的なチームとなったオーストラリア代表がアジアカップの舞台でどのような戦術を見せてくるのかが、楽しみですね。

 

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サッカーオーストラリア代表|監督

グラハム・アーノルド

国籍:オーストラリア

生年月日:1963年8月3日/60歳

 

<選手経歴>

1982-1990  シドニー・クロアチア
1990-1992  ローダ
1992-1994  RFCリエージュ
1994-1995  シャルルロワ
1995-1997  NAC
1997-1998  サンフレッチェ広島
1998-2001  ノーザン・スピリット

<監督経歴>

1989-1990  シドニー・ユナイテッド
1998-2000  ノーザン・スピリット
2006-2007  オーストラリア代表
2007-2008  オーストラリア U-23
2010-2013  セントラルコースト・マリナーズFC
2014           ベガルタ仙台
2014-2018  シドニーFC
2018-2021 オーストラリア U-23
2018-         オーストラリア代表

 

現役時代はオーストラリア代表のストライカーとして大活躍し、国際Aマッチでは56試合19得点、非公式試合やBマッチなどを含めると85試合33得点の成績を残し、オーストラリアサッカー史上において歴史の残るストライカーの一人だったアーノルド監督。

現役時代も佳境に向かっていた1997年から1998年6月にはJリーグのサンフレッチェ広島でもプレーしました。

 

そんなアーノルド監督は2001年に現役を引退し、まずはオーストラリア代表のアシスタントコーチとして経験を積んでいくと、2006年7月にオーストラリア代表の監督に就任します。

その後、U-23代表監督も務めたアーノルド監督は、母国リーグのセントラルコースト・マリナーズを歴任し、2014年にはベガルタ仙台の監督に就任しますが、全く結果を残すことができず、公式戦8試合を終えた時点で辞任する結果となっていました。

 

日本では結果を出せなかったアーノルド監督ですが、再びオーストラリアに戻り、シドニーFCの監督に就任すると、しっかりと実績を残し、ロシアワールドカップ終了後から自身2度目となるオーストラリア代表監督に就任しました。

そしてカタールワールドカップでは奇跡的にグループリーグを突破し、オーストラリア代表をベスト16に導きました。

 

そんなアーノルドは監督として、戦術マニアと呼ばれるほどで緻密な戦術を組んで、試合に臨んでいくタイプです。

またアーノルドは攻撃的なポゼッションベースのフットボールの支持者でもあり、チームのフィットネスや規律に重点を置いていることで知られています。

カタールワールドカップ後も日本代表の森保一監督と同じく続投となったアーノルドは、アジアカップの舞台でどんな戦術を見せてくるかが楽しみですね。

 

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まとめ

オーストラリア代表の有名・注目選手やスタメン・フォーメーションについてまとめてみました!

今回のアジアカップで優勝の最有力候補として挙げられている日本代表ですが、オーストラリア代表のようにフィジカルも強く、技術のあるチーム相手には苦戦する可能性もあります。

またアーノルド監督を筆頭に日本のことをよく知る人物が多くいるのも、オーストラリア代表が日本代表にとって警戒しなければならないポイントの一つかもしれませんね。

 

 

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