MLSの日本人・有名選手や年俸は?レベル・日程・放送に注目チームも!

MLSの日本人・有名選手や年俸は?レベル・日程・放送に注目チームも!

こんにちは!

ベルギーリーグのヘントに所属する元日本代表の久保裕也選手がアメリカMLS(メジャーリーグサッカー)のシンシナシティへ3年契約で移籍することが決定しました。

アメリカといえばベースボールの国であり、かつては「サッカー不毛の地」とまで呼ばれました。

しかし現在では代表チームは2019年12月19日発表のFIFAランクで22位につけており、ワールドカップにも近8大会中7大会に出場している中堅国に育っています。

久保選手以外にも、サラゴサに所属する香川真司選手、マンチェスターシティーの退団が決定しているダビド・シルバやレアルマドリードのモドリッチもMLSへの移籍の噂が出ており、にわかに注目が集まっています。

今回は、そんなメジャーリーグサッカー(MLS)のリーグ概略やレベル、チーム情報や注目選手、試合の放送予定などをまとめてみました。

 

MLSの日本人・有名選手や年俸は?レベル・日程・放送に注目チームも!

MLSの日本人選手

久保裕也(シンシナシティ/FW)

2020シーズン、ベルギーのヘントから特別指定選手として加入した元日本代表FW。

標準的な体躯ながらボールキープ力が高く周りを活かすことも、自ら決めることもできる万能型。

ベルギーでの最終シーズンは調子を崩して本来の力を発揮できませんでした。

環境を変えることで持ち前の決定力を取り戻し、久々となる日本代表にも復帰を果たしたいところです。

遠藤翼(トロントFC/MF)

大学留学中に頭角を現し、2016年にトロントFCからドラフト1巡指名を受け入団した異色の日本人。

ルーキーイヤーには得点を挙げるなどそれなりの活躍を見せたものの、2年目以降はリザーブチーム等でプレー。

2019年に一度はチームを解雇されたものの、再契約にこぎつけており、新シーズンでの飛躍が期待されています。

加地亮(チーヴァス/DF・2014/6月~2014/10月)

日本代表の右サイドを長年に渡って支えたサイドバック。

2006年のW杯ドイツ大会で直前の試合で怪我を負うも、2試合をレギュラーとして先発フル出場しました。

無尽蔵のスタミナで試合終了までサイドライン際を上下動して攻守に貢献できる選手でした。

MLSでも2014年6月に加入したチーヴァスですぐにレギュラーを獲得し、シーズン終了まで全試合フル出場を果たしたが、その後チーム解散のため退団した。

 

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MLSの有名選手・注目選手

カルロス・ベラ(ロサンゼルスFC/FW)

昨季34得点をあげて得点王&MVPに輝いたスピードとテクニックあふれるメキシコ代表FW。

ライバルチームに在籍するイブラヒモビッチを押さえての得点王は非常に価値のあるものになった。

アーセナル時代は出場機会に恵まれなかったが、スペインのレアル・ソシエダで才能が開花し、現在はメキシコ代表の主力に成長している。

ナニ(オーランド・シティ/FW)

マンチェスターユナイテッド所属時には主力としてプレミアリーグ4回欧州CLを1回制するなど、素晴らしい実績を誇る元ポルトガル代表選手。

鋭い切り替えしのドリブルでプレミアリーグの屈強なDFをキリキリ舞させていたころが懐かしい。

33歳となった現在でも衰えは見られず、2019年シーズンも13得点を挙げて、MLS移籍後もその高い得点力を見せ付けている。

クリスチャンパボン(ロサンゼルス・ギャラクシー/FW)

ロシアW杯にも出場した現役のアルゼンチン代表FW。

小柄な体躯ながらスピード感一杯のドリブルとテクニックを武器としており、母国の大スターであるメッシとも比較される選手に成長しています。

アーセナルやバルセロナなど、欧州への移籍も噂されており、これからの飛躍に期待がかかるスター候補生です。

デビッド・ベッカム(ロサンゼルス・ギャラクシー/MF・2007~2012)

日韓W杯の開催時には日本でもそのヘアスタイルを真似る選手が続出し、ベッカムフィーバーが起こったほどのスター選手。

ルックスだけで無く、その実力も確かなもので、独特のフォームで右足から放たれるクロスやFKは美しく芸術的なものでした。

マンチェスターユナイテッド、レアルマドリードというビッグクラブで活躍した後、2007年にロサンゼルス・ギャラクシーに加入。

途中2度、ACミランへのレンタルを挟んで都合5年間で98試合に出場し18得点をあげるなど活躍した。

ダビド・ビジャ(ニューヨーク・シティ/FW・2014~2018)

抜群のシュートテクニックと決定力を誇る元スペイン代表FW。

先日、ヴィッセル神戸でのプレーを最後に現役を引退した日本でも馴染みのある選手です。

バルセロナ、アトレティコマドリードというビッグクラブでプレーしリーガエスパニョーラ、欧州CLなどの数々のタイトルを獲得。

スペイン代表としてもEURO2008得点王、2010南アフリカW杯の優勝などを勝ち取った後、2014年からMLSのニューヨークシティに加入。

2018年までの5シーズンで124試合で80得点をあげるなどMLSでも高い得点力を見せ付けました。

カカ(オーランド・シティ/FW・2014~2017)

近代的なトップ下として優れたテクニックと決定力を持ち合わせた元ブラジル代表MF。

全盛期のミランでセリエA、欧州CL、クラブW杯など数々のタイトルを獲得した後、当時歴代2位の移籍金で銀河系軍団のレアルマドリードに移籍。

その後一度ミランへの復帰後、2014年7月からMLSのオーランド・シティに加入しています。

オーランド・シティでは75試合で24得点を記録し、2017年シーズン終了後に現役を引退しています。

2002日韓W杯にも19歳で出場していますが、実は11歳の頃に少年サッカーの国際大会で山形県に短期間ながらホームステイしており、当時の関係者とは現在も関係が続いており日本に縁が深い選手でもあります。

 

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MLSの年俸水準

MLSは原則として1人の選手の給与上限が40万ドル(日本円で約4300万円)に設定されています。

しかし、この給与上限の制約を受けない特別指定選手が各チーム2名まで認められています。

今季よりシンシナシティに加入する久保裕也選手もこの特別指定選手となっています。

2019年2月にMLS選手協会が発表した選手の給与データによると、最高額はイブラヒモビッチの720万ドル(約7億8千万円)となっています。

特別指定選手を除いた平均年俸は35万ドル(約3750万円)となっています。

MLS2020シーズン日程・レギュレーション

メジャーリーグサッカーのリーグ戦の開催期間は日本のJリーグと同じ春~秋制を採用しています。

2020年シーズンは2/28(土)開幕で10/4(日)まで開催されます。

レギュレーションは24チームを東西12づつの2カンファレンスに分けてホーム&アウェイの総当り22試合に加えて、別カンファレンスチームと各1試合の12試合、合わせて計34試合でレギュラーシーズン王者であるサポーターズ・シールドを決定します。

その後、各カンファレンスの上位7チームでトーナメント戦のMLSカップを行い年間王者を決定するという形をとっています。

 

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MLSのレベル

メジャーリーグサッカーのレベルは一般的にはJリーグよりも少し低いといわれています。

代表レベルではアメリカは北中米カリブ海連盟の中でメキシコに次ぐ2位となっており、クラブレベルでも北中米CLでの優勝はメキシコのクラブの壁に阻まれ2000年まで遡ります。

しかし、2018年は決勝まで進出したトロントFCが優勝したメキシコのグアダラハラとPK戦までもつれ込む戦いを演じており、そのレベルは年々上昇していると思います。

MLSは野球のメジャーリーグと同様に選手獲得に関してドラフト制を採用しています。

また、年俸上限額を設けてチーム力の均衡化を図っている為、各チームの実力は拮抗しており激しい順位争いが繰り広げられています。

加えて、年俸上限の制限を受けない特別指定選手という枠を各チーム2人まで認めています。

近年のサッカー人気の高まりもあって、各チーム経済的に潤っており、ベッカム、ランパード、ジェラード、イブラヒモビッチ、アンリなどの欧州のスター選手を呼ぶことに成功しています。

また、欧州で活躍したアメリカ代表のドノバン、デンプシーを輩出するなど、これから欧州に羽ばたく若手選手と欧州のスターが在籍する競争力の高いリーグといえます。

 

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MLSチーム一覧

ウエスタン・カンファレンス

チーム名 ホームタウン S・シールド優勝回数 MLSカップ優勝回数
ロサンゼルス・ギャラクシー ロサンゼルス 5回(02,05,11,12,14) 4回(98,02,10,11)
FCダラス ダラス 1回(16)
コロラド・ラピッズ デンバー 1回(10)
スポルティング・カンザスシティ カンザスシティ 2回(00,13) 1回(00)
レアル・ソルトレイク ソルトレイクシティ 1回(09)
サンノゼ・アースクエイクス サンノゼ 2回(01,03) 2回(05,12)
ヒューストン・ダイナモ ヒューストン 2回(06,07)
シアトル・サウンダーズFC シアトル 1回(16) 2回(14,19)
バンクーバー・ホワイトキャップス バンクーバー
ポートランド・ティンバーズ ポートランド 1回(15)
ミネソタ・ユナイテッドFC ミネアポリス
ロサンゼルスFC ロサンゼルス 1回(19)
ナッシュビルSC ナッシュビル

イースタン・カンファレンス

チーム名 ホームタウン S・シールド優勝回数 MLSカップ優勝回数
ニューヨーク・レッドブルズ ニューヨーク 3回(13,15,18)
D.C. ユナイテッド ワシントンD.C. 4回(96,97,99,04) 4回(97,99,06,07)
シカゴ・ファイアー シカゴ 1回(98) 1回(03)
ニューイングランド・レボリューション ボストン
コロンバス・クルー コロンバス 1回(08) 3回(04,08,09)
トロントFC トロント 1回(17) 1回(17)
フィラデルフィア・ユニオン フィラデルフィア
モントリオール・インパクト モントリオール
ニューヨーク・シティFC ニューヨーク
オーランド・シティSC オーランド
アトランタ・ユナイテッドFC アトランタ 1回(18)
FCシンシナティ シンシナティ
インテル・マイアミCF マイアミ

 

MLSの人気・注目チーム

ロサンゼルスFC(昨年1位)

ロサンゼルス・ギャラクシーと同じロサンゼルスをホームタウンとするライバルチーム。

2018年にMLSに加入すると、2018年はレギュラーシーズンを3位、翌2019年にはサポーターズ・シールドを獲得するなど旋風を巻き起こし、ギャラクシーに取って代わる活躍を見せています。

その特徴は圧倒的な攻撃力です。

昨季は34試合で84得点をあげ、2位に21点もの差をつけるハイスコアを記録しました。

オーナーの一人にはバスケットボールNBAのレイカーズのレジェンド、マジック・ジョンソン氏も名を連ねていることで有名です。

ロサンゼルス・ギャラクシー(昨年8位)

サポーターズ・シールドを5回MLSカップを4回と共に最多の優勝回数を誇っているMLSの盟主ともいえる存在。

これまでデビッド・ベッカム、ロビー・キーン、スティーブン・ジェラード、ズラタン・イブラヒモビッチなど欧州でもスターといえる多くの選手が在籍したチームです。

今季もマンチェスターユナイテッドやレアルマドリードで活躍した『チチャリート』こと、メキシコ代表のハビエル・エルナンデスの加入が噂されています。

近年はタイトルから遠ざかっており、2014シーズン以来のタイトル獲得が期待されています。

シンシナシティ(昨年24位)

2019シーズンからMLSに加入したばかりの新興チームです。

2020シーズンからは元日本代表の久保裕也選手が特別指定で加入することが決定しており、日本でも注目が集まっています。

加入初年度となる昨季は最下位という結果に終わっていますが、久保選手の加入により順位をどこまで上げることが出来るのか期待したいと思います。

昨季は34試合で75失点を喫しており、守備の建て直しが急務となっています。

 

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MLSのテレビ放送・インターネット配信

2017年シーズンまではフジテレビNEXTで生放送を行っていましたが、2019年現在、日本でMLSの試合を放送しているメディアはありません。

しかし、北米カナダではDAZNがMLSのライブ配信を行っていますので、久保裕也選手の加入によって日本でも配信が行われる可能性があるのではないでしょうか。

 

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まとめ

アメリカのメジャーリーグサッカーについてまとめてみました。

近年は、晩年を迎えつつある世界的なスターと、これから欧州に羽ばたく活きのいい若手が数多く在籍しており、スポーツ大国アメリカでもエンターテイメント性に優れた人気のコンテンツに成長しています。

日本でも久保裕也選手の移籍によって俄然注目が集まっています。

それでは、本記事の内容を参考に、メジャーリーグサッカーの試合をお楽しみください!

 

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