サッカー韓国代表の有名・注目選手は?スタメン・フォーメーションと予想も!

こんにちは!

いよいよ2024年1月12日からAFCアジア杯が開幕します。

下馬評では日本代表の優勝が最有力と見られていますが、韓国代表も優勝候補の一角であり、長年アジアの強豪国として君臨しています。

ソン・フンミン、キム・ミンジェ、イ・ガンインなど、ビッグクラブでプレーする選手が増え、選手の個の力も強力なチームであり、再び黄金時代を迎えようとしています。

グループDに入る日本と、グループEに入る韓国は、仮に日本が2位通過、韓国が1位通過した場合には決勝トーナメントの1回戦で当たることとなりますが、それぞれが1位通過し、勝ち進んだ場合には決勝で当たります。

また、韓国の選手は本大会の成績によっては兵役の免除・期間の軽減の可能性もあり、限られたサッカー選手生命のためにも勝ち取りたいタイトルになります。

そこで本記事では、韓国代表の有名・注目選手と、スタメン・フォーメーションについてまとめてみました!

 

サッカー韓国代表|人気・有名選手

ソン・フンミン(WG,CF)

 

所属:トッテナム・ホットスパー

年齢:1992年7月8日(31歳)

市場価値:5000万ユーロ(約78億3800万円)

 

今季はハリー・ケイン退団後のトッテナムのキャプテンに就任し、第18節を終えた時点で11ゴール4アシストを記録しています。

 

現アジアNo.1選手とも言えるソンは、両足を遜色なく扱うフィニッシュが持ち味の選手で、2021-22シーズンはサラーと並んでアジア人選手初のプレミアリーグ得点王となる活躍を見せました。

 

ボール保持時はスピードとテクニックを駆使した突破力を武器に推進力も見せ、被ファールでのセットプレー確保や、コースを狙った強力なFK、ミドルシュートも強みです。

 

また、オフ・ザ・ボールの質が非常に高く、ポジショニングによる味方へのスペースメイクや、相手の背後や死角を突く動き出しでチャンスに絡むため、ボール保持・非保持に関わらず相手の脅威となります。

 

右WGを本職としていますが、今季のトッテナムではCF、韓国代表ではシャドーなど、前線ならどこでもプレーできることもあり、状況によってポジションを変えながら相手の穴を突く攻撃で韓国の攻撃を牽引してくれるはずです

 

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イ・ガンイン(WG,OMF)

 

所属:パリ・サンジェルマン

年齢:2001年2月19日(22歳)

市場価値:2200万ユーロ(約34億5000万円)

 

韓国代表では、直近4試合で4ゴール3アシストと絶好調を見せ、今季加入したパリでは、数字こそ伸ばせないものの最近はフル出場を続け、ルイス・エンリケ監督の信頼を掴みつつあります。

 

イ・ガンインは現代のテクニシャンという選手で、ボール保持時に真価を発揮する選手です。

 

身長は173cmですがアジリティの高さと体幹が強く、相手に体をぶつけながら強引にドリブル突破したり、ボールキープできるのも強みです。

 

テクニックにも優れ、対峙するマークを剥がして得意の左足からチャンスボールを配球したり、カットインからのシュートや、強烈なミドルシュートも武器としています。

 

また、ロングボールやサイドチェンジなど、局面を打開するパスをピタリと合わせる技術も持っており、フリーにはさせたくない選手です。

 

モチベーションによって守備の意識も変わるため、評価が分かれるところですが、優勝を目指す韓国代表のキーマンとなることは間違いありません。

キム・ミンジェ(CB)

 

所属:バイエルン・ミュンヘン

年齢:1996年11月15日(27歳)

市場価値:6000万ユーロ(約94億円)

 

今季加入したバイエルンでリーグ戦全試合先発出場を続け、新天地でも持ち味の安定した鉄壁を見せています。

 

キム・ミンジェは、CBとしての基本能力が高い選手ですが、危機察知能力とフィジカルコンタクトの強さを誇る選手です。

 

190cmの長身ながらスピードを兼ね備え、相手のプレーを予測することでスピードスター相手にも冷静に対応したり、上手く足を伸ばしてボール奪取や攻撃の芽を摘み、安定した空中戦の強さを持っています。

 

対人守備には特に強い選手であり、攻撃側は連係してズレやミスを発生させない限り、単独でキム・ミンジェを突破することは難しいです。

 

攻撃時にも、後方から正確なロングボールで前線に繋げたり、ボールを中盤まで持ち運んで縦パスを挿したりと、攻撃の糸口としても好プレーを見せます。

 

世界トップレベルのCBにまで成長したキム・ミンジェにも注目です。

 

サッカー韓国代表|注目選手

ホン・ヒョンソク(CMF,OMF)

 

所属:KAAヘント

年齢:1999年6月16日(24歳)

市場価値:800万ユーロ(約12億5400万円)

 

昨季はヘントに加入後の公式戦54試合すべてに出場するタフなシーズンを戦い、今季は今夏に加入した日本代表のDF渡辺剛とともにプレーしています。

 

今年の6月に韓国A代表デビューを果たした将来を担う選手の一人で、9月に行われたアジア競技大会のU-23韓国代表の主力としてチームを優勝に導きました。

 

ヒョンソクは、中盤からトップ下を任されるMFで、細かくポジションを動かしながらパスの受け手となり、起点となるプレーを作り出せる選手です。

 

相手に囲まれている中でも細かいタッチと切り返しのドリブルでスルスルと抜け出したり、相手選手の矢印が自分に向いている中でダイレクトにボールを捌くことで、チームに優位性を生み出します。

 

また、左足の精度が高く、スルーパスを通したり、セットプレーのキッカーとしても一発を持っています。

 

将来のステップアップも視野に入る選手で、ビッグクラブでプレーする韓国のニュースターとなるかもしれません。

 

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ファン・ヒチャン(CF,WG)

 

所属:ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ

年齢:1996年1月26日(27歳)

市場価値:2200万ユーロ(約34億5000万円)

 

2028年までの契約延長を果たし今季好調を見せるヒチャンは、これまで公式戦18試合で9ゴール2アシストと、すでにウルヴスでのキャリアハイとなる得点を記録しています。

 

ヒチャンは、オフ・ザ・ボールの動きで味方からのチャンスボールを引き出しフィニッシュワークに繋げるストライカーです。

 

相手のライン際で駆け引きをしながら一気に加速したり、スペースを突く動きやこぼれ球へ反応できるゴール嗅覚があり、ゴールマウスの開いたスペースに流し込む冷静さと決定力もある選手です。

 

また、ワントラップ・ワンタッチで相手選手を剥がす技術があり、相手に囲まれてもパスを受けたタイミングでスペースに落として突破したりと、調子が上がっているときは相手を翻弄するプレーも見られます。

 

韓国では主にウイングでプレーしており、177cmながら体感が強く、CFでの起用時にはあまり見せないフィジカルを生かしたドリブル突破力も強みです。

チョ・ギュソン(CF)

 

所属:ミッティラン

年齢:1998年1月25日(25歳)

市場価値:350万ユーロ

 

ルックスの良さでも大きな注目を集めるギュソンは、これまでCBやボランチでのプレー経験を経て、現在のCFのポジションで新境地を開拓した韓国代表の新たな9番タイプの選手です。

 

今季は第17節を終えた時点で首位に立つデンマークのミッティランで、9ゴール2アシストを記録しています。

 

ギュソンは、189㎝の長身を生かした空中戦の強さやポストプレーで溜めが作れる選手であり、特にカウンター時は前線で起点となり、サイドのスピードのある選手に繋げ、攻撃に迫力を生み出します。

 

サイドに流れてフリーになりながら、最終的にフィニッシュワークへと繋げるプレーが得意で、マークから逃れながらより良い形でシュートを打てる場面を作り出します。

 

ゴールを貪欲に狙うよりも味方を生かすプレーができる選手で、クロスボールを頭で落として、よりフリーの選手を使うなど視野の広さもあります。

 

日本にとってもシンプルに高さを使える長身選手は脅威であり、対戦時に牙を剝くかもしれません。

 

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サッカー韓国代表|スタメン・フォーメーションと予想

スタメン・フォーメーション①:4-4-2

2023.11.21 W杯アジア2次予選 vs中国(3-0)

 

クリンスマン監督就任後の基本のシステムです。

ボール保持時は、ヒチャンが幅を取り、スンギュが相手のラインを押し下げ、ソン・フンミンとイ・ガンインがフリーマンとなりながらプレーし、斜めに侵入する選手と縦パスを通すためのビルドアップを行います。

 

特にこの2人は、相手選手を剥がしながらプレーできるため、サイドに流れて起点となることで、ヒチャンや中盤の選手がボックス内に侵入し、チャンスシーンを作り出します。

 

相手陣内でボールを失った場合は、即座にプレスを掛けますが、自陣に引いているときは奪いどころでプレスを掛け、カウンター攻撃に繋げます。

 

格下相手にはハイラインを敷きますが、クリンスマン就任後に明確な格上相手との対戦がないため、アジアカップの本大会でどのような設定を行うか不明ですが、日本のようなチームと戦うときはある程度自陣に引き込んで裏のスペースを作り、ボール奪取後の速攻に繋げることが予想されます。

フォーメーション・スタメン予想①:4-4-2

 

中国戦のメンバーをベースに、右SBにソル・ヨンウが入ることで現韓国代表のベストメンバーと言えます。

ヨンウは元FWの選手ながら守備的ポジションで開花した選手であり、守備の安定感とマルチタスクを行え、CBでのプレーも可能です。欧州への挑戦も視野に入り、本格的な世代交代が行われると予想します。

フォーメーション・スタメン予想②:4-1-4-1

 

得点が欲しい試合途中から、より攻撃的な選手配置にする可能性を予想します。

攻撃時にパク・ヨンウがアンカーに残りながら、中盤でもプレーできるイ・ガンインを中央に置き、彼の攻撃センス生かしながら左右からも打開ができる選手を配置したシステムです。

 

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サッカー韓国代表|戦術紹介

 

カタールW杯を戦った前任のパウロ・ベント監督が率いていた韓国代表は、4年をかけてGKからパスを繋ぐビルドアップを重視したスタイルを築き上げ、本大会ではベスト16入りを果たしました。

近年はアジアのチームが世界と渡り歩くためにビルドアップを重視するチームも増えていますが、その一方でハイプレスへの対策やプレー強度も課題となっていました。

 

その韓国代表は、2023年2月からドイツ人のユルゲン・クリンスマンを招聘し、ある程度、ピッチの選手のクオリティに任せたシンプルなサッカーに切り替わり、ベント監督が率いていた時よりも昔の韓国らしい縦に早いサッカーに変わった印象です。

 

また、以前の韓国代表はソン・フンミンに掛かる負担も大きくなっていましたが、イ・ガンインなどの台頭により違いを生み出せる選手が複数いることで多方面からの攻撃を可能としており、ピッチでの即興性は脅威でもあります。

 

闘志あふれるプレーと、縦に早いサッカーで迫力を見せてきた韓国代表と、モチベータータイプであるクリンスマン監督に切り替えた策が奏功するのか、アジア杯で一つの答えが出そうです。

 

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サッカー韓国代表|監督

ユルゲン・クリンスマン

 

クリンスマンは、ロシアW杯後の日本代表監督の候補にも挙がっていた人物です。

 

現役時代はFWを務め、インテル、モナコ、トッテナム、バイエルンといったビッグクラブでもプレーし、ドイツ代表としても82試合の出場キャップとワールドカップ、欧州選手権の優勝も経験した名手です。

 

現役引退後はコーチライセンスを取得し、2004年からドイツ代表監督に就任しました。

初指導となるドイツ代表監督の時点で、彼を表す「モチベーター」としての振る舞いが指導スタイルであり、戦術面の指導やスカウティングは当時のコーチであり、のちに代表を率いるヨアヒム・レーヴが担当していました。

 

それでも、自国開催となった2006年ワールドカップでは、下馬評を覆す3位という成績を残し、彼のモチベーターとしての手腕も評価されたことで、2007-08シーズンからは母国の強豪バイエルンの監督に就任します。

しかし、長いシーズンを戦うクラブチームでの指導は上手く行かず、シーズン途中に解任となったことに加え、教え子である選手からは戦術的指導がなかったことを暴露されるなど、戦術家ではなくモチベーターであることを印象付けました。

 

2011年から率いたアメリカ代表では監督としての評価を再び上げ、若手への世代交代とチームの改革に成功したことで、2013年にはCONCACAFゴールドカップ(北中米カリブ海選手権)の優勝と、2014年のワールドカップでは決勝トーナメントに進出に導きました。

アメリカ代表監督を約5年間率いたのち、ヘルタ・ベルリンを経て、2023年2月から韓国代表監督を務めています。

 

過去には「どの監督にも好みの選手とそうでない選手がいる」と、自身の選手選考の基準をはっきりと明言するなど、癖のある監督ではありますが、モチベーターとしての評価は上々であり、韓国代表との相乗効果を生み出せるのか注目です。

 

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まとめ

韓国代表の有名・注目選手と、スタメン・フォーメーションについてまとめてみました!

日本がアジア杯を優勝する上で当たる可能性が高い相手であり、やはり選手の個のレベルを見てもライバルに位置づけられます。

欧州リーグはシーズン中となりますが、大きな怪我人もなく現時点でフルメンバーを揃えられる可能性が高いことからも、優勝候補として実力を見せてくるはずです。

注目選手も多く、日本と対戦するまでの間、韓国代表の選手たちにも注目してみるのも面白いかもしれませんね。

 

 

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